気持ちの切り替えが苦手な人に、共通する特徴はあるのでしょうか?
次のような性格や考え方を持つ人は、気持ちの切り替えが苦手だと考えられています。
1つ目は、自分を責めやすいことです。
失敗をしたときに、「人よりも能力が劣っている」「どうして上手くやれないんだろう」などと、自分を必要以上に追い込む傾向があります。
2つ目は、完璧を求めることです。
「仕事のミスは許されない」、「100%の状態で納品するべき」など完璧さを求める人は、ささいな失敗でも自分を責めることが多く、なかなか気持が切り替えられません。
3つ目は、人からの評価を気にしすぎる人です。
人からどう見られているのかを過度に意識するあまり、「周囲に迷惑をかけた」「相手に嫌われたかもしれない」などの不安に落ちやすいからです。
4つ目は、人に甘えるのが苦手な人です。
頑張り屋さんほど、人に頼れずに苦しむ傾向があります。人に愚痴を言ったり相談したりするのが苦手で、悩みを一人で抱え込んで苦しみが長引くことが多いからです。
5つ目は、頑固な人です。
何事も、自分で納得しなければ気が済まない人は、理想と現実のギャップに悩みがちです。
社会生活ではさまざまな人と働くことがあります。立場や価値観が違う人と接することが多いので、自分では納得のいかない事柄やトラブルにぶつかることは珍しくありません。「人にはそれぞれ異なる考え方がある」と受け流せれば気持を切り替えやすいのですが、頑固な人は納得できない気持が長引き、切り替えを妨げられることがあります。
苦手な人はこれら5つの特徴を知ったうえで、次に「どうやったら気持ちを切り替えられるのか」を考えていくと良いかもしれません。